おといれだより 平成25年12月号(No.387) から、一部内容のご紹介

おといれだより 平成25年12月号(No.387)
【 目次 】

◆日本人の躾(第47回) 「瞋心(しんしん)と慈心(じしん)」
◆弘法さんのことば(第6回) ~物を覩て、其の人を想う~
◆仏事講座「もっと知りたい仏の世界」 ~除夜の鐘の本当の意味~
◆知っていますか?「暮らしに生きてる仏教語」
◆「二十七期生 得度式のお手伝いをして」 二十期生 伸榮
◆妙喜の密教料理 ~白菜の芯で甘酢づけ~
◆自然カレンダー 【師走(しわす)】 「新暦、旧暦、六曜、二十四節季、旬の食べもの」
◆密教占い あなたの12月を占う
◆八幡大師大日寺 十二月の行事案内ほか



◆仏事講座「もっと知りたい仏の世界」 <平成25年12月号より>


~除夜の鐘の本当の意味~

今年も押し詰まった忙しいある日の電話です。

◆質問
もしもし、読者のBと申しますが、
先月号(11月号)で、数にすばらしい意味があると読んだのですが?

◆妙喜
あぁ!会社を経営しているBさんね。
3の意味ですか?

◆質問
いえいえ、正月の大師日にお参りに参りますので、3の数についてはその時に教えてください。
実は急なのですが、この暮の31日に京都の寺で除夜の鐘を撞かせていただくご縁をいただいたんです。
そこで、なぜ除夜の鐘というのか教えていただけたら一緒に行く部下たちに鼻が高いのですが・・・。

◆妙喜
Bさんは京都へ一年の垢を落としに行くのですか?
それとも、部下にいい顔を見せるために行くのですか?
その両方ですか?

こんな欲張りの人が除夜の鐘をついて、どんな結果になるのか知っているのかな…と、心でおもいつつ。

◆妙喜
除夜とは、夜を除くと書きます。
「夜」とはあなたの“ああしたい、こうしたい、こうなってほしい”といった欲心のこと。
欲心とは心にたまった垢のようなものです。


「除夜の鐘」とは鐘を打ち大きな音を出すことで、
あなたの心から、あなたを悩ます108の欲心を“出ていけ!”と「除く」行事なのです。

この一年、
他人に迷惑をかけたこと
なまけたこと
ケチをしたこと
想うようにならずカッカとしたこと
などを思い出し、反省しながら打つのが「除夜の鐘」なのです。

あなたの「部下にいい顔を見せたい」という気持ちも、
れっきとした欲心、つまり心の垢なのですよ。

◆質問
ちょっと待ってください。
せっかく京都に行くのです。
除夜の鐘を撞いて気分よく京都で正月を迎えようと思っているのですが・・・。

◆妙喜
東京から京都まで新幹線で約3時間、
みんなで今年の反省をして心の垢落としをしながら行ってください。
そうすると、来年はこんな年にしようと、気分よく除夜の鐘を撞けますよ。




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