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お札とお守りの役目

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お札とお守りの役目

質問
年末、久しぶりに仏檀の中の大そうじをしたら、引き出しから古い古いお札やお守りが出てきたんですよ。

妙喜
出てきたなんて、おばけみたいですね。
大切にし過ぎて、しまったままだったんですね。

質問
ところで、お札やお守りはどういうものなんですか?

妙喜
お札やお守りをよく見て下さい。
下の方に『祈収』と書いてあるように、祈り収めましたという領収書です。
その札やお守りを毎日見たり手にとり、この祈願が叶いますように今日も励みますと誓うのですよ。

質問
それじゃ、そのお札やお守りは1度作ってもらったら、ずーっと持っていてもいいんじゃないんですか?
ところが、おばあちゃんに「大そうじが終わったら、お札に1年のお礼を述べてお焚き上げをして新年には新しいお札さんをいただきなさいね」と言われたんです。

妙喜
その理由はね、お札にもお守りにも、あなたを護って下さる神さまがいるのです。
大みそかに家をそうじして、きれいになった所へ新しい年神様をお迎えするのと同じで、新しいお札に気持よく居ていただき、また私のそばでお護りくださいという気づかいなのですよ。



「おといれだより」平成30年12月号より



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