Home » 日常に活かす密教 » 仏教・密教の基礎知識 » 『ご朱印』について
ピンポ~ン!
お寺のインターホンが鳴りました。
来寺者
ご朱印くださ~い。
妙喜
お参りされましたか?
来寺者
ええ、さい銭を入れて、手を合わせました~。
妙喜
般若心経は唱えましたか?
来寺者
いいえ。
あの~、急ぐので・・・ご朱印もらえますか。
妙喜
ご朱印はスタンプラリーではありません!
最近いわゆる「ご朱印集め」が流行っているらしく、この手の方が多いのです。
良い機会ですので、ここでご朱印の説明をしましょう。
朱印とは朱肉で押した印のこと。
そしてお寺で押すご朱印とは、
このお寺のご本尊様にお経(一般的には般若心経)を唱えた方に、
ご挨拶させていただきましたという証明として
『ご本尊の種字(屋号のようなもの)』を梵字で書き、寺名を書き入れ、
寺の印鑑に朱肉をつけてポ~ンと押して差し上げるのです。
観光地等の神社や寺では予め準備されていることが多いので、初穂料や納経料を納めればすぐに対応してもらえます。
ただし、ブームになったことで宮司や住職では対応しきれず書き手不足となり、神職ではない「達筆の書き手」を雇って対応したり、スタンプだけで対応したりしているところもあるようです。
一般寺院では、即対応することが出来ない場合が多いので、予め確認したほうが良いでしょう。
尚、大日寺では、基本的には受け付けていませんので、ご了承ください。
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