Home » 日常に活かす密教 » 仏教・密教の基礎知識 » 『四国巡拝・お遍路』について
お遍路は、弘法大師が開かれた四国霊場八十八ヵ所をめぐる癒しの旅です。
この、四国霊場八十八ヵ所は、平安時代に真言宗を開いた弘法大師空海(七七四~八三五)によって開創されました。
こどもの厄年は十三歳、女性の厄年は三十三歳、男性の厄年は四十二歳。
全部遭わせると、八十八となります。
こどもも女性も男性も、すべての人々が八十八ヵ所の霊場をお参りすることによって、
八十八もある人間の煩悩を消し、幸せに暮らせるということです。
白装束に身を固めて、手甲(てご)、脚絆(きゃはん)をつけて、
「金剛杖(こんごうづえ)」をお大師さまと思って「一人旅でも同行二人(どうぎょうににん)」と、
お大師さまを信じて、いっしょに一歩一歩と歩みを続けましょう。
各札所には「本堂」と「大師堂(弘法大師のお堂)」があり、それぞれ決まった<真言>があります。
必ず本堂と大師堂にお詣りして、真言を唱えましょう。
あなたがそれを唱えて深く味わえば、
きっと安らかな心で新しい発見と喜びを感じることでしょう。
ここで、<真言>には「どんな意味があるのだろう?」と素朴な関心を持たれる方もいるでしょう。
しかし和尚は、それを素直な心で唱えて念じることをおすすめします。
<真言>には、ありがたい意味が込められていて、念ずれば通じるからです。
不思議なご縁で、このページを読まれているあなたに、『昔からの正しいお遍路さんのお経の唱え方』をお伝えしましょう。
昔からお経の唱え方は、
『高からず、低からず、早からず、遅からず、雨だれの落つるがごとく唱えるべし』
といわれています。
このことを心にとめて、とくに仏様の真言を正確に唱えましょう。
空海!感動の四国八十八箇所の歩き方
著者:大栗道榮
四国お遍路に興味はあるけれど・・・
どんな格好をすればいいの?
みんなお寺についたら何をしているの?
お経はどうあげればいいの?
食事のいただき方って?
本書を読むと、四国お遍路の基本がよくわかります。
巡拝される前に読んでおくと安心です。
『大日寺Webショップ』でも販売しています。
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