仏教・密教の基礎知識

『十三仏』『守り本尊』とは?

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十三仏(じゅうさんぶつ)とは?

十三仏とは『十方三世』の仏さまを代表する十三人の仏さま方です。

十方三世に拡がる宇宙は、どこまで行っても果てがありません。
地平線や水平線もなく境界線もないのです。
境界線がないから内側も外側もなく、中心というものもないのです。

ただ、あるものは『十方』という方角に拡がる空間と『三世』という時間だけです。

十方というのは、北・北東・東・東南・南・南西・西・西北の八つの方角と、上・下の二つの方角です。

また、三世というのは、過去の世・現在の世・未来の世という三つの世を移っていく時間のことです。

この宇宙は、えたいの知れない霊界です。
宇宙の霊界には数多く仏さまの世界が、それぞれの方角に展開されています。

この仏さまの世界を『知恵の仏さまの世界』『慈悲の仏さまの世界』に分けて、絵で表わしたものを『曼荼羅(まんだら)』といいます。

この曼荼羅には『金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)』『胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)』の二種類がありますが、一種類だけでは半人前で、二種類あわせて一人前なのです。

それは、たとえば人間の体が『体のなかに心が宿り、心があるから体がある』ようなものです。

したがって、金剛界曼荼羅を『知恵の心』とすれば、胎蔵界曼荼羅は『慈悲の体』ということになります。


【金剛界曼荼羅】
金剛界曼荼羅

【胎蔵界曼荼羅】
胎蔵界曼荼羅

宇宙にあるものは、すべて『二コ一(にこいち)』で成り立っています。
光があれば影があり、昼があれば夜があるように、金剛界があれば胎蔵界があり、
そして、この世があればあの世もあるのです。

しかも、宇宙は回っています。
太陽は銀河系のなかを回り、地球は太陽を回り、月は地球を回ります。
もっと小さな、目に見えないような世界の『原子』にしても、電子が原子核を回っています。
人間の体のなかでも心が回っているのです。

曼荼羅というのは、自転車の車輪のように『調和のとれた円』ということです。

車輪の軸と、タイヤをはさんでいるリムが、スポークでバランスよく結ばれているように、
曼荼羅も『大日如来(だいにちにょらい)』という仏さまを中心に、周囲の仏さまがバランスよく配置されています。

十三仏は、曼荼羅の大勢の仏さまの中から代表的な仏さまを十三人選び出したもので、
五人の如来さま(釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、阿閦如来、大日如来)と七人の菩薩さま(文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、観音菩薩、勢至菩薩、虚空蔵菩薩)、そして一人の明王さま(不動明王)で成り立ち、それぞれ順番が決まっています。

そのなかには『真言宗』『天台宗』『浄土宗』『禅宗』『浄土真宗』『日蓮宗』などの各宗派の本尊さまが含まれているので、どの宗派のお宅でも法事のときは、この『十三仏』をおまつりするのです。




生まれ年による守り本尊

この宇宙は得体の知れない霊界です。
宇宙の霊界には数多くの仏さまの世界が、それぞれの方角に展開されているのです。

また、この世の生き物はみんな、それぞれの星の下で生まれてきているのです。
その星を八方の方角に置いて、そこに十二支をあてはめたのが下の図です。


生まれ年による守り本尊

十三仏のうちの『八仏』が、守り本尊さまになっています。

千手観音菩薩さま(せんじゅかんのんぼさつ) 子年(ねずみどし)

虚空蔵菩薩さま(こくうぞうぼさつ) 丑年(うしどし)・寅年(とらどし)

文殊菩薩さま(もんじゅぼさつ) 卯年(うさぎどし)

普賢菩薩さま(ふげんぼさつ) 辰年(たつどし)・巳年(へびどし)

勢至菩薩さま(せいしぼさつ) 午年(うまどし)

大日如来さま(だいにちにょらい) 未年(ひつじどし)・申年(さるどし)

不動明王さま(ふどうみょうおう) 酉年(とりどし)

阿弥陀如来さま(あみだにょらい) 戌年(いぬどし)・亥年(いどし)

さあ、「日々を無事に過ごせますように」と、自分の守り本尊さまに祈ってみましょう!



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